山梨学院高校(山梨県甲府市)のサッカー部員数人が、飲酒行為で退学や停学の処分を受けていたことが26日、運営する学校法人への取材でわかった。
学校法人によると、3月から4月にかけ、複数の部員が集まって酒を飲んでいたことが数回確認された。部内の調査で発覚し、同校は5月、飲酒が認められた全員を退学や停学の処分とした。
処分を受けた部員の人数や学年、飲酒場所などについて、同校は公表していない。広報担当者は取材に「未成年である当事者の人権や部活動を守る教育的な観点を踏まえ、個人の特定や臆測につながるため答えられない。再発防止に努める」と説明した。部活動や対外試合は従来通りに行っていくという。
約130人が所属する同校サッカー部は、冬の全国高校サッカー選手権大会を2回制覇している強豪。昨年11月には、当時のサッカー部員2人を含む同校の生徒数人が、修学旅行先の浴場で盗撮行為をしたとして停学処分を受けた。